偏った情報に陥っていないか

人間は、自分にとって都合の良い情報を信じたくなります。

運動をしたくないという思いが強い時には
「運動をしない僧侶は長生きをしている」
という、都合の良い情報を信じやすくなります。

プレゼンの資料を作る時には、
プレゼンの内容を正当化してくれる都合の良い情報を集めるようになります。

「確証バイアス」という言葉があります。
自分がすでに持っている先入観や仮説を肯定するため、
自分にとって都合のよい情報ばかりを集めることをいいます。

自分が今、強く信じていることが、本当に正しいかどうか。

それを判断するには、自分にとって都合の悪い情報を探すことが大切です。

「多少の飲酒は、飲まない人よりも寿命が長い」
という情報があります。
お酒好きな人にとって都合の良い情報です。

しかしこの情報は、都合の悪い情報もきちんと調べると、
「病気で飲めなくなった人も飲まない人に含まれているデータだった」
という情報に辿り着きます。
本当は、飲まない選択をした人の方が寿命は長いことを知ることができます。

自分の考えを正当化させる情報ばかり見ていたり、
自分の意見が周りと合わない時には、
自分が確証バイアスにかかっていないか、しっかりと向き合ってみることが大切です。

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